
今回は、「エフェクターって本当に必要なの?」という初心者の皆さんの疑問にお答えしていきます。
エフェクターって本当に必要なのか迷っている…
高いから正直買う必要ないんじゃないか?
そんな悩みを持っている方も多いんじゃないでしょうか?
エフェクターは確かに魅力的ですが、初期投資も必要になります。この記事では、エフェクターの必要性や選び方、さらにはエフェクターなしでも楽しむ方法まで、詳しく解説していきます。
エフェクターの基本的な役割と利点
まず、エフェクターの基本的な役割について説明しましょう。エフェクターは、ギターの音を加工し、様々な音色を作り出す装置です。単純に言えば、音に「効果」を加えるものです。
エフェクターの種類
エフェクターには大きく分けて以下のような種類があります
- 歪み系(ディストーション、オーバードライブなど)
- 空間系(リバーブ、ディレイなど)
- モジュレーション系(コーラス、フランジャーなど)
- ダイナミクス系(コンプレッサーなど)
- フィルター系(ワウ、イコライザーなど)
これらを組み合わせることで、多彩な音作りが可能になります。
マルチエフェクターとコンパクトエフェクターがある
エフェクターには、複数の効果をまとめた「マルチエフェクター」と、単一の効果に特化した「コンパクトエフェクター」があります。
初心者の方には、様々な効果を試せるマルチエフェクターがおすすめです。
エフェクターを使うメリット3つ
エフェクターを使用することで、大きく3つメリットがあります。
- 音色の幅が広がる
- クリーンな音から歪んだ音まで、多様な音色を作り出せます。これにより、様々なジャンルの曲に対応できるようになります。
- 演奏の表現力が増す
- エフェクターを使いこなすことで、より感情豊かな演奏が可能になります。例えば、ディレイを使って幻想的な雰囲気を出したり、ディストーションで激しい感情を表現したりできます。
- 憧れのギタリストの音色に近づける
- 有名ギタリストの使用するエフェクターを知り、同様の設定をすることで、憧れの音色に近づけることができます。
私自身、エフェクターを使い始めてからギターの練習が楽しくなりました。
特に、バンド活動を始めた時、エフェクターのおかげで自分の音に存在感が出るようになり、さらにバンド練習が楽しくなりました。
初心者におすすめのエフェクター
初心者の方には、以下のエフェクターがおすすめです。
マルチエフェクター
様々な効果を試せるので、自分の好みの音色を見つけやすいです。
また、プリセット音色も豊富なので、簡単に良い音が出せます。
初心者でも買いやすいマルチエフェクターを3つ紹介します。
オーバードライブ
軽い歪みを加えられるので、ロックやブルースなど幅広いジャンルで使えます。
コンパクトエフェクターで買うなら、間違いなくオーバードライブがおすすめです。
初心者でも買いやすいオーバードライブを3つ紹介します。
価格帯:約1万円〜1.5万円
特徴:
- クラシックなミッドブースト系オーバードライブ
- 温かみのある自然な歪み
- 多くのプロミュージシャンに愛用されている定番モデル
おすすめポイント:
- ブルース、ロックなど幅広いジャンルで使える
- アンプの音を太くする効果がある
- 他のペダルとの相性が良い
価格帯:約1万円〜1.2万円
特徴:
- クリーンブーストからクランチサウンドまで幅広い歪みが得られる
- 自然な歪みと豊かな倍音
- 耐久性に優れた信頼性の高い製品
おすすめポイント:
- 初心者でも扱いやすい
- ブルースからハードロックまで対応可能
- ゲインを上げるとディストーション的な音も出せる
Fulltone OCD (Obsessive Compulsive Drive)
価格帯:約2万円〜2.5万円
特徴:
- ヴィンテージアンプのような温かみのある歪み
- 高い演奏ダイナミクスに対応
- HPモードとLPモードの切り替えが可能
おすすめポイント:
- プロ仕様の高音質
- ピッキングの強弱で音色が変化し、表現力が豊か
- クリーンブーストからヘヴィな歪みまで幅広く対応
ディレイ
音に余韻を加えられるので、ソロやアルペジオ演奏を華やかにできます。
せっかくだから、オーバードライブと一緒に買っちゃおう!という方はディレイがおすすめです。
初心者におすすめのディレイを3つ紹介します。
- 価格帯:約1.5万円〜2万円
- 特徴:
- クリアでデジタルな音質
- シンプルな操作性
- 最大800ミリ秒のディレイタイム
- おすすめポイント:
- Bossの定番機種で信頼性が高い
- 初心者でも扱いやすい直感的な操作
- 様々なジャンルの音楽に対応可能
MXR M169 Carbon Copy Analog Delay
価格帯:約2万円前後
特徴:
- 温かみのあるアナログサウンド
- 最大600ミリ秒のディレイタイム
- モジュレーション機能付き
おすすめポイント
- ビンテージ風の味のある音色
- コンパクトで扱いやすいサイズ
- ロック、ブルースなどに最適
TC Electronic Flashback 2 Delay
価格帯:約1.5万円〜2万円
特徴:
- 多彩なディレイタイプを内蔵
- TonePrint機能で追加のサウンドをダウンロード可能
- タップテンポ機能付き
おすすめポイント
- 様々なディレイサウンドを1台で楽しめる
- 将来的な拡張性が高い
- デジタルとアナログ風の音色両方を楽しめる
私が初心者の頃は、初めに「Zoom G3」というマルチエフェクターを買いました。
さまざまな音を試せて楽しかったですし、エフェクターのこともいろいろわかったので、個人的には1つ目はマルチエフェクターを買うのがおすすめです。
予算に応じたエフェクター選び
エフェクターは予算に応じて選ぶことができます
1. 低予算(1万円以下)
- 中古のマルチエフェクター
- 格安ブランドのコンパクトエフェクター
2. 中予算(1〜3万円):
- 新品の入門〜中級者向けマルチエフェクター
- 有名ブランドのコンパクトエフェクター1〜2台
3. 高予算(3万円以上):
- 高性能なマルチエフェクター
- 複数の高品質コンパクトエフェクター
予算が限られている場合は、中古市場を覗いてみるのもいいでしょう。
ハードオフやメルカリなどで購入するのも手段です。
エフェクターなしで楽しむ方法
また、これまでエフェクターの必要性について、紹介しましたが、エフェクターがなくてもギターを楽しむ方法はたくさんあります。
- クリーントーンの追求
- エフェクターなしの素の音色を極めることで、繊細な表現力が身につきます。
- 奏法の工夫
- ピッキングの強弱やスライド奏法など、様々な奏法を駆使して音色の変化を作り出せます。
- ギター本体の調整
- ピックアップの高さやトーン・ボリュームノブの使い方を工夫することで、音色のバリエーションを増やせます。
- アンプの活用
- 多くのギターアンプには基本的なエフェクト機能が搭載されているので、それらを使って音作りを楽しめます。
- DAWソフトの利用
- パソコンに直接ギターを繋ぎ、ソフトウェア上のエフェクターを使用する方法もあります。
エフェクターに頼ってしまうと自分のミスがわかりにくくなってしまう、というデメリットもあります。
そのため、クリーンで定期的に練習してみるといった方法もいいでしょう。
まとめ
エフェクターは確かにギター演奏の幅を大きく広げてくれるアイテムです。
しかし、「必須」というわけではありません。大切なのは、自分の音楽性や目標、そして予算と相談しながら、段階的に機材を揃えていくことです。
初心者の段階では、まずはギター本体の音や基本的な演奏技術を磨くことに集中するのも良いでしょう。
その上で、徐々にエフェクターの世界に足を踏み入れていくのがおすすめです。
エフェクターを使うにせよ使わないにせよ、大切なのは音楽を楽しむことです。
自分が好きな音楽ややりたい音楽をギターで弾くためにエフェクターの購入を検討しましょう。
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