エフェクターには種類があり、とりあえず使ってみることをおすすめします。
ただ、イコライザーに関しては正直買うかどうか迷う方も多いと思います。
そもそもギターアンプでも音域調整できるし、イコライザーってなんのためにあるの?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、イコライザーは1台持っておくほうがいいです!
今回はイコライザーの役割や使用例、注意点などをギター初心者にもわかりやすく解説します。
イコライザーエフェクターの基本的な役割
エフェクターがサウンドに与える影響は非常に大きく、イコライザーもその例外ではありません。
イコライザーは、音の周波数帯域を調整するエフェクターです。
簡単に言えば、低音、中音、高音のバランスを変える機能を持っています。
例えば、ボヤけた音をクリアにしたり、逆に丸みを帯びた音にしたりできます。
また、特定の周波数を強調したり、逆に抑えたりすることで、他の楽器とのバランスを取ることもできます。
イコライザーエフェクターがいらない場合と必要な場合
イコライザーが不要だな場合もあります。
例えば、使用しているギターやアンプの音色に満足している場合や、他のエフェクターで十分な音作りができている場合です。
また、バンド内での音のバランスが既に良好な場合も、イコライザーの必要性は低くなります。
一方で、イコライザーが必要となるケースもあります。
例えば、ライブハウスの音響設備に合わせて音を調整する場合や、レコーディング時に細かい音質調整が必要な場合です。
また、アンプに搭載されているEQが少ない場合など、どうしても音を改善できない場合にはイコライザーを導入すべきです。
イコライザー設定の基本と方法
周波数帯域の調整方法は、イコライザーの基本的な操作です。
一般的に、低音域(20Hz〜250Hz)、中音域(250Hz〜4kHz)、高音域(4kHz〜20kHz)に分けられます。
各帯域のレベルを上げ下げすることで、音の特性を変化させることができます。
具体的なイコライザー設定の例として、中音域を少し落として高音域を上げると、クリアでシャープな音になります。
逆に、中音域を上げて高音域を落とすと、温かみのある音になります。
低音域を上げると、音に厚みが出ますが、上げすぎるとボヤけた音になるので注意が必要です。
また、イコライザーはアンプの直前に配置することが多いです。
これにより、他のエフェクターを通した後の最終的な音質調整が可能になります。
イコライザーはブースターとしても使える
イコライザーは音量補正だけでなく、ブースターにもなります。
バンドではブーストさせるときには、オーバードライブなどの歪み系でGAINを最小限にすることが多いです。
しかしクリーン主体でギターソロを弾きたいなどの場合は、イコライザーで細かく音域調整することで、きめ細やかかつ繊細な音作りができます。
またギターソロの場合など、他の機材の音に埋もれないよう、中音域だけあげることで音を太くするのも効果的です。
イコライザーを使うの注意点
イコライザーを使用すると、わずかながら信号の遅延が発生したり、音が劣化してしまう可能性があります。
これを防ぐには、必要最小限の調整にとどめることが大切です。
また、特定の周波数を極端に持ち上げるとノイズが目立つことがあるので、バランスの取れた設定を心がけましょう。
おすすめのイコライザーエフェクター
市場には様々なイコライザーエフェクターがありますが、初心者におすすめなのは操作が簡単で直感的なものです。例えば、BOSS GE-7やMXR M109Sなどが人気です。
より高度な調整を行いたい場合は、Source Audio SA170 Programmable EQなどのプログラマブルイコライザーもおすすめです。
プログラマブルイコライザーは、複数の設定をメモリーに保存できるので、曲ごとに細かく設定をしておくと、曲ごとに調整ができます。
ライブ演奏におけるイコライザーの役割
ライブハウスでの演奏では、イコライザーの重要性がより顕著になります。
現場でのセッティングの重要性は非常に高く、ライブハウスの音響設備に合わせて素早く調整する必要があります。
例えば、響きの強い会場では高音域を少し抑えるなど、臨機応変な対応が求められます。
生演奏での音作りのポイントは、他の楽器とのバランスを取ることです。
ベースやドラムスとの周波数の重なりを避けるため、イコライザーで適切に調整することが大切です。
また、ソロパートでは少し中音域を持ち上げるなど、状況に応じた調整が効果的です。
まとめ
イコライザーエフェクターは、確かに必須のエフェクターではありませんが、状況によって必要な場合があります。
イコライザーが必要かどうかは、あなたの演奏スタイルや求める音色、使用する機材、演奏する環境によって異なります。
また、イコライザーの魅力は細かな音質調整が可能な点です。
イコライザーの効果的な使用法を理解し、適切に活用することで、あなたの好みの音により近づけられるでしょう。
特にライブやレコーディングなど、より専門的な場面で活躍します。
ただし、イコライザーの使用には注意も必要です。
過度な調整は、かえって音質を劣化させる可能性があるため、なるべく避けてアンプでの調整にしましょう。
また、バンド全体のサウンドバランスを考慮しながら調整することも忘れないでください。
1台持っておくだけでも、さまざまな環境に適応できるので、持っておくに越したことはないです。